北海道函館市にある湯川寺(浄土宗)の副住職・筒井章順様よりご依頼をいただき、
湯川寺に安置されている三十三観音を元に、
六観音さまのイラストを描かせていただきました。
湯川寺の湯川三十三観音さまとは
湯川三十三観音様とは、天保年間から函館山にあった観音様たちで、
今は湯川寺境内に安置されています。
ずっと函館を見守ってきた、湯の川の皆様に愛されている観音様たちです。
どの観音様もやさしいお顔をされていて、あたたかみや長い年月が伝わってくるようです。
湯川寺 公式サイト
三十三観音について | 函館市 湯川町のお寺 湯川寺(とうせんじ)
筒井さまとはTwitterを通じてご縁をいただきましたが、
ギターの弾き語りをされたり、チワワの癒し動画を投稿してくださったり…。
見ているこちらがほっこりと笑顔になるような、素敵な副住職さまです。
六観音さまイラスト
大きい画像は、湯川寺さまのブログへどうぞ。
「湯の川観音祭」は残念ながら中止となってしまいましたが、
三十三観音様たちは、いつでもお参りできるそうです。
六観音について
六道の世界から人々を救う、六人の観音様。
千手観音・馬頭観音・十一面観音・聖観音・如意輪観音・准胝観音
(宗派によって異なる場合あり)
今回は、湯川三十三観音のうち六観音に該当する観音様たちをモデルに、
湯川寺さまの許可を得たうえで、改変や補足・付け足しを行って制作いたしました。
馬頭観音はモデルに倣って、抽象化した千手観音をベースにしていますが、
「馬頭観音とわかるように」というご希望があり、宝冠に馬の頭部をつけています。
最後に
檀家の皆様に愛されている仏さまたちとのことで、
描くうえでプレッシャーもありましたが、
三十三観音様たちの動画を何度も見ているうちに、
やさしいお顔で、湯川寺さまの柔らかな雰囲気に合った良いイラストになりました。
三十三観音様共々、長く親しまれるイラストとなれば何よりです。
この新型コロナが収まり、思い煩うことなく湯川の三十三観音さまたちに
お目にかかれる日が来ることを、心よりお祈りしております。